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同業者
朝一番に電話が入った。 社員「店長電話です」 金王「何?苦情?」 社員「分かりませんが、店長をお願いしたいといってるんですが・・・」 苦情ではなさそうだ・・・なんだろうと思いながら受話器を取った。 金王「お電話変わりました。責任者の金王です」 男性「あのーお忙しいところすみません」 随分丁寧な対応に苦情ではないなと察した。 金王「はい、どうしました?」 男性「実は昨日○○×子という者から申し込みはありませんでしたか?」 確かにあったが、そんな事は答えられない。 金王「そのようなご質問にはお答えできないのですが・・・」 男性「あっ・・・そうですよね・・・実はですね、自分の妻でして、恥ずかしながら、私は同業のものなんです・・・」 金王「同業?サラ金にお勤めですか?」 男性「はい、○○金融に勤めています」 金王「少々お待ち下さい・・・」 パソコンの顧客内容を確認したところ、たしかに夫は同業者だ、 あ〜・・・昨日の・・・・なるほど・・・ 金王「お待たせいたしました。・・・そうですね、ご主人様の職業を確認させて頂きました」 男性「・・・幾ら借りたんですか?」 金王「50万円です」 男性「今日全額お返ししますので、今後絶対に貸さないでもらえますか?」 金王「大変ですね・・・」 男性「なんか癖みたいなんですよ・・・もう勘弁してほしいですね・・・とりあえず今日返しますので、本当お願いします」 金王「わかりました。借用書はどうしますか?」 男性「店長を信用しますので、入金の確認が出来ましたら、破棄して下さい」 金王「分かりました。ではそうさせて頂きます」 男性「すみません。それでは・・・・」 金王「ありがとうございました!!」知ってましたよ。旦那が同業だって・・・ だから主婦に50万円も貸したんです。 ごめんなさいね。
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